すべての人は世界を変えたいと思っているが、自分を変えようとは思っていない。世界を変えたい、世の中を変えたい、会社を変えたい、人を変えたい、とほとんどの人は思う。ところが、変えたいと思わないのが自分だとトルストイは言う。だから世界も人も変わらないのだ。もし真剣に何かを考えようと思うなら、まず自らが変わるしかないのだ。自分が変われば人が変わる、人が変われば社会が変わる。それぐらいの気概を持って人生を生きた村田。大げさに考えなくても良い。小さなことから変えれば良い。笑顔の習慣、気持ちの良い挨拶、心に響いた文章を書き留める、本を執筆してみる、自分が正しいと思う運動に参加する、などから始めてみれば良いのではないだろうか。変わるためには勇気がいるが、変わる面白さがわかれば、苦労も苦労ではなくなるはずだ。本との出会い、人との出会いで、変わるきっかけをつかむ人もいる。自分が変わるきっかけは周りにいくらでもある。