お金の大切さ
今日のテーマは借金です。
いきなりディープな内容になりますので、
耳を塞ぎたくなる言葉が出てくることをご了承ください。
日本では、借金をして返せなくななった人たちに再度復帰してもらうチャンスを与えてくれる制度があります。
それが自己破産です。
たまに耳にすることがありますが、借金をしまくって自己破産してしまえばいい。
という安易な考えをぽろっと口にする人がいます。
なぜ今日このテーマにしようと思ったかといいますと、
学生時代の知人から、お金を貸してほしいと言われた挙句そんな話をしていたからです。
なので、お金の重さをしっかり伝えましたが、
十分に理解していなかったのでそういった人を少しでも減らしたいと思い記事を書かせていただきました。
彼はフリーター、月収は150,000位。生活費の借金。
取り立てがきつくお金を借りれなければ自己破産すると言うことでした。
自己破産と言うのは債務整理の1種です。
おおまかに2つの手続きが必要です。
1つ目は、残った財産を売ったお金に変え、
お金を貸してくれた会社や知人にお金を返す裁判の手続きをします。
また2つ目は、借金の帳消しを裁判所にお願いする、免責という方法があります。
この自己破産には最低でも半年という期間が必要だと言われています。
自分でも準備する事は可能ですが、基本的には弁護士に委任状をつけ依頼するのが一般的です。
そして無事に手続きが進むと、弁護士の介入を債権者に伝えるための書類が届きます。これが受任通知です。
これが来ると破産申し立てが完了するまでの期間、借金の返済は全面的に止められることになります。
自己破産すると全部が全部取り上げられてしまうのではなく、破産開始日以降に入った給料や、990,000円以下の現金や、生活するために必要な最低限の家財や衣類等は差し押さえにはなりません。
ここで最も重要な話をします。
自己破産しても連帯保証人の支払い義務は消えません。
ここからが人間としての話です。
借金をした時、保証人の欄に大事な人や家族の名前を書いていませんか?
そんな連帯保証人付きの請求は、家族や大切な人はそういった人に義務がうつるとどうなるか想像つきますよね?
そして官報にのることです。
これは国から発布されている
公告文書で、ここに名前や住所が載ってしまいます
たくさんの恥ずかしい思いをすることを覚悟しなければならなくなります
当然と、我々不動産関係者や企業の関係者等は目を通すことがある文書です
またクレジットカードも使えなくなるなどの、不便さも出てきます。
これらの事だけでなく、たくさんの不利益もありますので自己破産をする際は本当にすべきかどうかしっかり考えてから決断する必要があります。
また帳消しになった借金は、回収できていない人はきっと恨むことになるでしょう。
再起したら、少しでも返済していくことが大切だと私は思います。
前の記事へ
« 朝活を始めましょう。4次の記事へ
役割の恐ろしさと可能性 »